kairatune の使い方 ~イコライザー編~
今回はさっくりとイコライザーを見ていきましょう。
注)説明するセクション意外は Init 音源から手を加えておりません。音源は単音のノコギリ波を使用します。
ページ内目次
・イコライザーってなんぞ?
イコライザーとは音声信号の周波数特性を変更するもの (らしい) です。wikiより
細かいことは置いておいて、ある音の高さ (周波数) の音量を大きくしたり小さくしたりできるものだと考えればいいと思います。
では早速、kairatune のイコライザーセクションを見ていきましょう。
・イコライザー操作パネル
- 今回は特に分類しません。
- 2種類あるように見えますが、全く同じものなので、各ツマミについて1回だけ説明します。
- それぞれのイコライザーは独立して動きます。
- では上から順に見ていきましょう。
・イコライザーツマミ説明
電源マーク
- 電源です。
- これが光っていないとイコライザーの効果は得られません。
波形マーク
- イコライザーのフィルタリング波形を決めることができます。
- この波形マークをクリックすると以下の様な文字列が出てきます。
- これらは下図右の波形とそれぞれ対応しています。
- Low Pass, High Pass, Band Pass, Notch に関しては、GAIN の効果がよくわかっていません。(Q値は効果があります。)
- そのため周波数が指定できるフィルターぐらいに考えればよいでしょう。
- 逆に High shelf は Q値の効果が見られないようです。
FRQ
- FRQ は周波数 (Frequency) のことです。
- 上で指定した波形の効果がでる周波数を指定できます。
- 例えば、notch が無い時とあるときは以下のようになります。
EQ を掛けていない時 (すなわちただのノコギリ波)
EQ で notch を掛けている時 (赤四角の部分のみ参照のこと)
- FRQ の値を小さくすると、凹んでいる部分が左に移動し、逆に大きくすると、右に移動します。
Q
- Q ってどうして Q なんでしょうか。
- Q を大きくすると、波形マークのツマミで指定した波形が急なものになります。
- 例えば、notch の場合なら以下のようになります。
Q = Off
Q = 70%
- notch のカーブが急になっているのがわかります。
- このように Q を大きくすると、フィルタリングの効果が現れるまでの幅が狭くなります。
- よくわからないと思うのでこちらを参照すると良いかもしれません。
- ちなみに Q を100%にすると耳が逝くことがあります。
GAIN
- GAIN は Peak EQ 2種と、High Shelf の時に効果があるようです。
- 意味はそのままで、GAIN の値を変えると、波形の光っている部分に該当する音量が変化します。
- こちらも50dBとかにするとうるさいので気をつけてください。
今回は特に参考楽曲は用意していません。
・番外:Peak EQ が2個あるんですが…
- EQ セクションでは波形を変えられる機能がありますね。
- そこには Peak EQ というものが2つ見受けられます。
- どうやら波形は違いますが、あまり効果は変わらないようです。(要検証)
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