わかりやすくVSTの説明とか書いていけたらいいね。

DTM初心者の僕が使うVSTを解析し、皆さんと共有できればいいなと考えています。

FireBird2の使い方~オシレータ編~後編

今回はオシレータ操作パネルの wave~loopspeed を詳しく見ていきましょう。

注) FireBird2のマニュアルが見つからないため、筆者のわからないところは自身で調べたものです。故に効果や用途が全て記述通りとは保証できませんのであしからず。何か気づいたことがある方はコメント、またはTwitterにてご指摘いただけると幸いです。

注) 画像は最低限しか用意していませんので、ぜひFireBird2を開いて操作しながら読むことをおすすめします。

 

ページ内目次

  1. オシレータ操作パネル
  2. wave
  3. modify
  4. loopmode
  5. loopspeed

 

 

 

 

・オシレータ操作パネル
  • FireBird 2 のオシレータ操作パネルは以下の部分です。

   firebird2 osc

  • FireBird 2 はオシレータに様々な音が入っているので、その中から自分の使用したい音を選ぶというのが主な使い方になるかと思います。
  • さて、一見簡単に見えるオシレータ操作パネルですが、wave~loopspeed が非常にややこしくもあります。
  • 今回はこの wave~loopspeed について説明したいと思います。(過度な期待は厳禁)
  • この部分のざっくりとした説明は前回を参照してください。

 

 

・wave
  • FireBird 2 のオシレータは無音を含め85ものサウンドを収録しています。
  • これらのサウンドは以下の13個に分類されています。
  • 英略については正しいとは限りません。

 

  1. off  ・・・ 発声なし
  2. STA   ・・・ Static (静的) なサウンド
  3. EL  ・・・ Electronic (電子的) なサウンド
  4. PAD  ・・・ Pad (パッド)
  5. SO  ・・・ ?
  6. OT  ・・・ Orchestra (オーケストラ)?
  7. BR  ・・・ Brass (ブラス)
  8. OR  ・・・ Organ (オルガン)
  9. GT  ・・・ Guitar (ギター)
  10. PI   ・・・ Piano (ピアノ)
  11. PE  ・・・ Percussive Instrument (打楽器)
  12. VO  ・・・ Voice (ヴォイス)
  13. WV    ・・・ Wave (波形) サウンド

 

  • off のときは発声がありません。
  • 多すぎるので解説はしませんが、この13個のタグを目安にすると音が見つけやすいでしょう。

 

・modify
  • modify は wave で発声された音を修正/改造することができます。
  • modify は以下の7つに分類されています。
  • modify は wave で説明した13個のタグによって多少効果が変わるようです。このため、以下で分類するものは大体の効果ですのであしからず。

 

  1. Mix  ・・・ 原音に他の音を Mix します
  2. Thin    ・・・ 原音の周波数を間引いて音を薄くします
  3. Mod   ・・・ モジュレーションを掛けます(多分)
  4. Multi  ・・・ ?
  5. Filt  ・・・ ローパスフィルタを掛けます
  6. Time  ・・・ 原音を残したエンベロープ操作?
  7. Sync  ・・・ loopmode にシンクロした音の修正をします

 

 

 

・loopmode
  • loopmode はオシレータで発声される音がループする際のエンベロープのようなものを決定します。
  • loopmode の右にある loopspeed と連動しています。
  • 使用される記号の意味はおおよそ以下の通りです。(すこしわかりづらいですが…)
  • こちらも wave で指定したサウンドによって多少の効果は変化するようです。

 

  1. atuo ・・・ loopmode がその音声に見合ったモードを自動的に決めてくれます
  2. +   ・・・ ADSR のうち A,S,R=0, D>0 のようなサウンドになります
  3. -    ・・・ ADSR のうち A>0, D,S,R=0 のようなサウンドになります
  4. ?   ・・・ ランダムです
  5. stop ・・・ stop 直前の効果を1回実行し、それ以降はその音をキープします
  6. +n    ・・・ n*2 (センチ秒) かけてモジュレーションを1往復します。
  7. static  ・・・ その音を発声し続けます

 

 

・loopspeed
  • loopspeed は loopmode で指定したループがどのくらいの時間で戻って来るかを指定します。
  • 例えば、loopmode が ++++ で、loopspeed が 1Hz ならば、1秒間に1回 ++++ が実行されます。
  • BPM がついているものは DAW ソフトで指定したテンポと連動してくれます。

 

 

 

 

非常に稚拙な説明になってしまいましたが、今回はここまでです。

FireBird 2 のオシレータは非常に複雑なので説明しきれていませんが、基本のポイントをおさえれば理想の音に近づくかと思います。

 

 

 

次回はフィルターセクションを見ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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